【ゾンビSF】2つの結末!アイ・アム・レジェンドは駄作?良作?

アイアムレジェンドの感想映画
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ゾンビ映画は好きですか?
私はあんまり好きじゃないです(本音)

と言っても、「急に出てきて脅かすなよ~怖ぇよ~~😭😭‼‼というドッキリ演出苦手派なだけなので、たまには観ます。
今回レビューする『アイ・アム・レジェンド』は、友人2人の「面白いよ!」という後押しでチャレンジしてみました!

I Am Legendとは?

  • 2007年公開 上映時間100分
  • 主演 / ウィル・スミス 監督 /フランシス・ローレンス
  • 小説原作のゾンビ系SF

ウィルスによって人類が死滅し、ゾンビの溢れたニューヨークで、ただ一人生き残った主人公・ネビルが、世界を救おうとする話。
ネビルは元軍人かつ科学者で、愛犬サムと共にゾンビと闘いながら、治療薬の開発を試みている――という流れで物語が始まります。

アイ・アム・レジェンド ネタバレ感想

さて、早速感想ですが、
犬! 可愛い!! 賢い!!!
この映画の一番のポイント、間違いなくそこでしょ。

愛犬サム(サマンサ)

シェパードの「サム」はストーリー的にも重要なキャラだし、なんせ街に人がいないので、ずーっと主人公とワンコだけという、視覚的な寂しさを埋めてくれます。

さらに特筆すべきは、演技が上手い!!!👏👏
欲しいシーンに欲しい動きをくれるんですよ!!
当然CGなども駆使しているはずですが、ニセモノっぽくなく、“飼い主想いの忠犬”感がしっかり出ていて、いるだけのマスコットじゃないのが魅力的。

気付けば映画も半分過ぎてるし、もうこのままネビルとサムの話だけでいいんじゃないかなーと思っていたところで、突然の別れ。悲しみにくれて自暴自棄になるネビルですが……
問題はここから。

アナとの出会い、ゾンビの急襲

子連れヒロイン登場!!と思ったら、なんか、電波だった……😧
いや、ここまで生き残ってネビルを救って、怪我の治療もできるって凄い人なんだろうけど。

「神様が言ったの!生存者の村へ行きましょう!(意訳)」はちょっと引く……。
ここでちゃんとした根拠があれば、ごく自然な流れなのになぁ。

さらにその後、彼女のミスでゾンビたちに隠れ家がバレ、ものっすごい大群で襲われる。
急展開すぎんか……。
ラストは結局“神様の声”を信じてネビルがひとり犠牲になり、血清を託されたアナたちは生き残り、人類を救った彼を伝説レジェンドとして讃えました! 完!

ええ……。お、終わってしもた……。

ストーリーの問題点

視聴後に「面白かった」「感動的!」って感覚は残ります。
主人公の志はカッコいいし、 ウィル・スミスの演技も最高だし、 映像はキレイで、緊迫のアクションも悪くなく。

じゃあ何がダメなの?って言うとやっぱり、急展開かな。
あと疑問点が多い!

ゾンビゾンビと呼んでましたが、この作品における敵は「ダーク・シーカー」と言って、太陽光に極端に弱いんですよね。だから日中は出歩けず、陽のある場所なら人間は襲われない。
でも彼ら、機動力バリバリで、知能も結構高そうじゃない?
明らかに統率役の個体がいるし、ゾンビ犬を使役してるし。
マネキントラップみたいなことができるなら、ネビルはもっと早く、3年も闘う前にやられてると思う🤔🤔

てか、なんでライフラインが無事なの??
発電機?を使ってはいましたが、街にはネビル一人なのに、快適に暮らしすぎてるのが引っ掛かる。

退廃的な中にも綺麗さの残る街並みは、なんだかエモかったんですけどね。

伏線回収! 別エンディング

ところで実はこの映画、結末が2パターンありまして。
上記のものは「通常版」。劇場で上映された内容です。

元々は違った結末で、評判が悪く、公開前に差し替えられたそうなのですが……
そのバージョンもチェックしてきました!(AmazonGoogleで配信中)

改めてもう一度観てみると、取りこぼした色々な要素が見えてきます。
ネビルが女ゾンビを捕まえた時に吠えてたゾンビ、よくよく見たら陽に当たるほど身を乗り出して必死じゃん……とかね。

別エンドのネタバレ

ストーリーが変わってくるのは、70分を過ぎた辺りです。
アナに罠のことを話すのですが、ネビルは「やつらには使えない」と言い切り、対するアナは「進化しているのかも……」と指摘。

研究室に閉じこもった際、群れのリーダーらしきゾンビがチョウチョ🦋の印で意思疎通を図ってきます。
彼の目的は人体実験に使われている女ゾンビ――身体に蝶の入れ墨のある、ネビルが捕らえたゾンビでした。

ネビルは女ゾンビの治療をやめ、リーダーの元へ返します。
すると彼らは不承不承、主人公たちには手を出さず去って行き、ネビル、アナ、イーサンの3人で一緒に街を出る……というエンドです。

さくっと説明しましたが、実際に観ると印象が違ってきそう。

まさかの伏線回収

“神様の声”も、ネビルの“孤独”も、全部がぐるっとひっくり返って、違った意味になるまさかのラスト!
ダーク・シーカーも愛情や憎しみを持っていて、家族と共に生きている、と分かる流れでした。
そういった感情はまだ上位個体にしか表れていないのかもしれませんが、これから少しずつ進化して、ゾンビだけの世界を築いてゆくのかも。

これが本来の結末だと言われれば、ストーリー的に綺麗で「なるほど……」って思います。

しかしまあ、この映画、想定よりドッキリ要素が多くて怖かったよ……😰😰
というわけで、まとめです!

エンディングによって「どんな映画だったか」がまるっと変わる衝撃作品!
どっちも観てこそ分かることがあるけど、私は通常版の方が好きかな。 ワンちゃんは最高👍
個人的には……  4.0!!

\両方のエンディングを収録/

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